「胃ポリープ」と診断されたら…どうするのが正解？

健康診断や人間ドックで「胃ポリープ」が見つかった、と告げられると、誰でも不安になりますよね。

「大腸ポリープは切除するのに、胃ポリープはとらなくていいの？本当？」と、ほぼ毎回質問されます。その都度、「そうなんです」と伝えますが、その理由を詳しく話すとこの記事のような内容になります。

ひと言で言うと「ほぼ100％問題なしですが、まれに要注意な特殊なポリープのことがあり、前回の胃カメラの先生がそこまで見抜ける名医だったかはわかりませんので、念の為1-2年後には胃カメラを受けましょう。」です。

実際、胃ポリープとは一体何なのでしょうか？そして、どうするのが正解なのでしょうか？

胃ポリープとは、胃の表面から盛り上がった小さなコブの形をしたものの総称です。
ですので、ひと言で胃ポリープと言っても、いくつもの種類があり、それぞれ原因や性質が異なり、治療すべきかどうかも異なります。
「キノコ」のようなものです。キノコと言っても実際は色んな種類があって、中には食べてよいものと食べてはいけない要注意なものがありますよね。そして案外見分けが難しいことがありますよね。ポリープの診断はそれに似ています。

主な胃ポリープの種類

胃ポリープの原因

胃ポリープは種類が多いため、一概に原因というのは語れませんが、ピロリ菌感染や加齢、遺伝などが関係していると考えられます。

放置しても大丈夫？

胃ポリープの種類によっては、定期的な検査で経過観察することも可能です。しかし、放置して良いかは、ポリープの種類や大きさ、数などによって異なります。

ご自身の胃ポリープがどちらの種類なのか、そしてどのような対応が必要なのかは、専門医による診断が重要です。
基本的には放置してよい胃底腺ポリープが多いのですが、定期的な胃カメラ検査で変化がないかは確認したほうが安全です。

胃ポリープは100％安心？｜99.9％と言うのが正確です

胃ポリープの多くは良性で、特に胃底腺ポリープはがん化する可能性が非常に低いと言われています。しかし「過形成性ポリープ」は、ごくまれにがんに進行することがあります。また、その2種類以外にもいくつものポリープの種類があり、一見胃底腺ポリープと見間違える要注意なポリープも存在します。
胃ポリープは自覚症状がないことがほとんどです。そのため、健康診断などで偶然発見されるケースがほとんどで、どこまできちんと考えるべきか不安な方も多いです。
信頼できる胃カメラ検査医にお任せして、定期的な胃カメラ検査を受けるのがおすすめです。

胃ポリープの検査と治療法を知る

胃ポリープの診断には、主に胃カメラ（内視鏡）検査と生検（一部をつまんで顕微鏡でみる検査。病理検査、組織検査とも）が行われます。

胃カメラ検査

胃カメラ検査では、内視鏡を口から挿入し、胃の中を直接観察します。ポリープの大きさや形、数などを確認し、必要に応じて生検します。
当院では拡大内視鏡という高機能な内視鏡を用いているため、健康診断の胃カメラ検査よりも正確なポリープの観察が可能です。

生検

採取した組織を顕微鏡で詳しく調べることで、ポリープの種類や良性・悪性を診断します。

治療法・経過観察法

胃ポリープへの対応は、ポリープの種類や状態によって異なります。

当院の内視鏡検査で、胃ポリープを正確に診断しませんか？

胃ポリープに対する胃カメラ検査の重要性

胃ポリープの詳しい診断や経過観察には、胃カメラ（内視鏡）検査が欠かせません。バリウム検査でもポリープを発見できますが、詳細な診断や組織検査には胃カメラ検査が現在最も優れています。
また、まれに遭遇する特殊な胃ポリープを、よくある安全な胃ポリープと見分けるのには高品質な内視鏡と、専門医の診断能力を要します。

当院の胃カメラ検査の特徴

当院では、経験豊富な内視鏡専門医が、高画質・高機能な内視鏡機器を用いて、丁寧かつ正確な検査を行います。
さらに、拡大内視鏡という通常の健康診断で用いられている内視鏡よりも倍率を上げてより細かくポリープを観察することができるため、より正確なポリープの診断が可能です。
鎮静剤（眠り薬）を用いて眠ったまま受けられる胃カメラ検査をおすすめしており、検査の苦痛も最大限少なく受けて頂けます。

胃ポリープについてよくある質問

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当院では、胃ポリープに関するご相談を随時受け付けております。ご不安な点やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。