便潜血検査(検便)陽性
便潜血検査(検便)陽性
「便潜血検査で陽性、要精査と言われたけど、一体どうすれば?」
健康診断や人間ドックの結果でもよくある要精査のひとつに、便潜血検査(検便)の陽性があります。特に「便潜血」や「要精密検査」の文字を見ると、大腸がんを連想してしまい、心配ですよね。
でも、ご安心ください。便潜血検査で陽性が出たからといって、必ずしも大腸がんというわけではありません。
この記事では、便潜血検査の結果の解釈と、その後とるべき対応について詳しく解説し、あなたの不安を解消するお手伝いをします。
ひと言で言うと、「便潜血検査が陽性になったら、あれこれ考えず、早めに大腸カメラ検査を受けましょう。せっかく受けるなら、正確で楽な検査を提供している当院の大腸カメラ検査をご検討ください。」です。
精密検査を受けるように言われても、「まずどこに行けばいいの?」「大腸カメラは痛そう、恥ずかしい」「時間がない」といった理由で、なかなか一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
しかし、便潜血検査で陽性が出たということは、大腸の中で何かしらの出血が起こっているサインです。放置してしまうと、病気が進行してしまう可能性もあります。
ここはよいしょと腰を上げて、行動すべきところです。
実は、便潜血検査で陽性と判定される方は決して少なくありません。40歳以上の方であれば、2~10%程度の方が陽性になるというデータもあります。
陽性と判定された多くの方は、精密検査である大腸カメラ検査を受けることになります。
しかし、大腸カメラのハードルの高さから、「多分大丈夫だろう、切れ痔かなにかだろう」と検査を受けない方が多いのが事実です。
学会ではそれが日本の大腸がん死亡者数を増やしているひとつの原因であると問題視されています。
せっかく毎年便潜血検査を受けて、もしかしたら簡単に治せる段階の大腸がんを見つけられたかもしれないのに、大腸カメラを受けなかったせいで、半年〜1年後に手遅れな大腸がんとなってしまっては、残念ですよね…。
便潜血検査で陽性が出た場合、便に血の成分が混ざっていたという意味ですが、考えられる原因は様々です。
これらの病気以外にも、様々な原因があり得ます。大切なのは、希望的観測で自己判断せずに、結果について専門医の意見を聞いてみることです。
便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つ検査ですが、万能ではないということを知って頂きたいです。
【偽陽性】
実際には病気ではないのに、陽性と判定されることがあります。切れ痔や、一時的な腸炎が原因となっている可能性を考えます。
【偽陰性】
実際には病気があるのに、陰性と判定されることがあります。進行した大腸がんであっても、提出した便に100%血が混ざるとは限らないためです。
そのため、便潜血検査の結果に関わらず、気になる症状がある場合は、専門医に相談しましょう。
大腸がんへの対策として、便潜血検査は大変素晴らしい検査ですが、万能ではないことを考え、便潜血検査の結果が陰性でも、40歳頃には全国民が一度大腸カメラ検査を受けるべき、と言われています。
便潜血検査で陽性と判定された場合、以下のような流れで精密検査へ進みます。
消化器内科を受診
便潜血検査陽性の結果を持って、消化器内科を受診しましょう。当院ではWEB予約が可能ですし、はじめから大腸カメラ検査を受けるおつもりの方は、大腸カメラ検査の日程を前々から押さえることもできます。
問診と診察
医師が、症状や既往歴、検査の希望などをくわしく確認します。
精密検査
後日、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を行います。必要に応じて、追加の検査やその場でポリープ切除を行うこともあります。
当院では、考えうる限り最大限つらくない大腸カメラ検査を目標に、様々な工夫をこらしています。つらくない前処置(院内で下剤が飲める個室、下剤を飲まない大腸カメラ、下剤の味の選択)、鎮静剤(眠り薬)の使用、そして眠っている状態でも極力腸に負担をかけない挿入法など、徹底的にこだわっています。
診断と治療方針の決定
検査結果に基づいて、医師から説明をお聞きになって、今後の方針について相談します。
大腸カメラ検査では、大腸の内部を直接観察し、ポリープやがん、炎症などを確認することができます。
大腸カメラ検査で、もしも異常がなかった場合は、おそらく切れ痔か腸炎か何かだったのでしょうと、非確定的な言い方をすることになります。
それでも重要なのはポリープやがんが無いということを確認することなので、大腸カメラ検査をがんばって頂いた甲斐は大いにあります。
当院では、患者様の負担を軽減するため、せっかく受けて頂く1回をより正確な検査にするため、以下のような特徴があります。
立川駅からアクセスしやすい場所に位置しており、地域の皆様に安心して検査を受けて頂けるよう、努めています。
便潜血検査の結果や大腸カメラ検査について、不安や疑問を感じるのは当然のことです。一人で悩まずに、まずは専門医に相談してみましょう。
当院では、患者様の不安や疑問に寄り添い、丁寧な説明を心がけています。安心してご相談ください。
便潜血検査で陽性と診断された方は、どうぞお気軽に立川にある当院にご相談ください。経験豊富な医師が、あなたの不安や疑問にお答えし、正確でつらくない大腸カメラ検査をご提供いたします。
立川周辺にお住まいの方はもちろん、遠方からの患者様も歓迎いたします。皆様の健康をサポートできるよう、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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