人間ドック(オーダーメイド)
人間ドック(オーダーメイド)
当院では、がん専門病院で修練した専門医である院長が、眠ったまま受けられる高品質な内視鏡検査(大腸カメラ・胃カメラ)や超音波検査(エコー検査)による、高品質な人間ドックが受けられます。
立川で人間ドックを受ける病院をご検討中の方は、ぜひ当院へご相談ください。
もともとは、長い船旅をしている大型船舶が港で整備を受ける場所をドックと呼んでいたそうです。いつの日からか、普段忙しくがんばっている皆様の定期的な健康チェックのことを、人間ドックと呼称するようになりました。語源としては比較的納得がいくものと思います。
現在の言葉の使われ方として、健康診断は市や会社から受けるよう言われるもの。人間ドックは、自分の健康に気を遣っている方が、主体的に受けるもの。というような使い分けがあるように思います。
院長の私は、人間ドックは防災のようなものと考えています。ある日進行がんが判明しないように、日頃から定期的なチェック・準備をして、大きな被災を防ぐような意味合いです。
人間ドックも防災も、普段平穏に過ごしていると、その怖さを忘れてしまって、つい後回しになってしまうものです。
ただ、人生のうちで大きな災害を直接経験する可能性は少ないかもしれませんが、大きな病気はいずれほとんど100%の人に訪れます。そう考えますと、防災よりもきちんと準備する必要性は高いと思います。
患者様とお話ししておりますと、皆様よく口にされるのは、
「いま特に症状がないから(薬はいりません・検査はしません)」
「(がんが見つかったとき)まったく症状がないのに、本当ですか」
ということです。多くの方が知っていらっしゃいますが、風邪や花粉症と違い、命に影響を与える病気は、症状が出るときには手遅れなことがよくあります。がんや心筋梗塞、脳卒中などがそうです。
ですので、無症状のうちから病気に気が付いて、間に合ううちに対処する必要があります。それが人間ドックです。
マスターキートンという漫画で、「生命保険というものは保険会社と被保険者で、被保険者が何歳まで生きるかを賭けるギャンブルのようなものです」という表現がありました。
人間の寿命というのはまさにその表現の通りなところがあり、全く健康に気をつけず人間ドックを受けなくても100歳まで生きる方もいれば、ものすごく健康に気を遣っていても40−60代で命を落とす方もいます。
ただ、長生きする確率は、自分で操作することができます。そして、「人間ドック」はギャンブルの勝率をあげる(=長生きする確率をあげる)ための強力な手段と言えます。
人間ドックにより、がんと血管の病気(動脈硬化による病気)に本来より早く気付くことで、5年〜20年後に命を落とすはずだったあなたの運命を変えることができます。
わかりやすくいうと、人間ドックを受けることは「未来のあなたの命を守る行為」、「未来のあなたへのプレゼント」等と言われます。
当院では独自の様々な工夫をこらして、できる限り多くの方の未来を守ろうと考えております。そんな当院の人間ドックの特徴をご紹介します。
人間ドックを受ける際、「どの施設で受けたらよいのか」「どのコースを選べばよいのか」「どのオプション検査を追加すべきか」わからないという経験は恐らくほとんどの方にあると思います。
当院は個人クリニックのため、人間ドックセンターのような大きな規模の施設ではありません。そのため、1日にお受け頂ける人間ドックの受検者様の人数が、自ずと限られます。
そのため、お一人おひとりの人間ドックのプランを検討する際、決められたコースから選んで頂くのではなく、より最適なオリジナルプランを御提案することができます。
また、結果説明用紙もシステム的に作られた成績表のような数値の結果だけではなく、必ず医師によるフリースタイルのコメントをお付けいたします。
がん専門病院で研鑽を積んだ、内視鏡専門医・消化器病専門医による高品質な内視鏡検査(大腸カメラ・胃カメラ)が受けられます。
超音波検査も、日本超音波医学会の超音波検査士という非常に取得保持の難しい資格を持った専門のエコー技師が主に検査を担当しております。
当院の診療の最大の注力点である、つらさの少ない内視鏡検査(大腸カメラ・胃カメラ)を人間ドックのセットに含められます。また、胃カメラと大腸カメラを同日に受けることもできるので、本来2日に分けていたプランでも、1日で完結することができます。
大きな人間ドックセンターで胃カメラつきのプランを選択すると、選べる日時が大きく制限されることがあります。その点、当院では診療日には毎日胃カメラや大腸カメラ検査も行っておりますので、大きな人間ドックセンターで胃カメラ以外の検査を終えて頂き、胃カメラ検査だけ当院の人間ドックで受けるという選択肢もおすすめしております。
健康診断で要精査・要治療の判定が出ることが多いものに、生活習慣病(血圧、脂質、糖尿病、尿酸)や、脂肪肝、胆のうポリープ、胃や大腸の異常などがあります。これらすべては当院の専門とする項目であり、よほど重症でなければ、多くの場合は当院で精査〜治療までそのまま完結することができます。
従来、要精査の際に行うCTやMRIなどの検査も、現在は画像検査センターが普及してきたため、クリニックでも十分行えるようになり、要精査の判定で大きな専門病院に行くのと同じ品質の精査が、当院でも行えます。
多くの方にできる限りストレスなく検査や受診を受けてほしいとの想いから、クリニックでは廊下や待合室を除き、他の患者様の目線が気にならないよう配慮しております。
人間ドックの中で、眼科検診や婦人科検診など、ひとつの専門クリニックでは行えない項目があります。そのような場合、少し移動して頂く必要がありますが、婦人科のクリニックと当院の2つで、それぞれエキスパートによる信頼性の高い検診を受けることができます。それでも1日で完結することが可能です。
餅は餅屋と言いますが、医療においてもできる限り、その領域の専門家に診てもらうことをおすすめします。
ご予約
WEBかお電話でご予約頂けます。
事前問診
オーダーメイドの最適な人間ドックプランを検討させて頂くため、事前に情報を頂きます。
オリジナルプラン提案
オリジナルのプランをご提案し、ご理解頂いたものを含めたプランで決定いたします。
前日
内視鏡検査を含む場合、前日21時までにお食事を済ませて頂きます。(大腸カメラ検査を含む場合は他にも制限等ございます。)
当日
朝から飲食は水・お茶のみとし、ご来院ください。担当の職員が各検査をご案内します。
検査終了後
その時点での各検査の結果をお伝えし、ご帰宅となります。
結果郵送
最終的な検査結果に総合的なメッセージを添えて、郵送いたします。
心臓の電気活動を体の表面から読み取り、不整脈や狭心症、心筋梗塞、心臓肥大のサインを検出します。
視力を測定します。当院ではご自身のペースで行える、全自動視力計を用いています。遠視、近視、乱視による屈折異常が調べられます。
聴力を調べます。メニエール病、突発性難聴、聴神経腫瘍などの早期発見に役立ちます。
腎臓や泌尿器(膀胱)の疾患を早期発見できます。
各臓器の機能、炎症、血糖値・脂質の異常、白血球や赤血球や血小板の異常などを検査できます。腎臓、肝臓、膵臓、甲状腺、コレステロール、中性脂肪などの病気を確認できます。
がん細胞が作る特殊なたんぱく質・酵素を探り、各種の悪性腫瘍のリスクを調べます。膵臓がんなど一部のがんでは腫瘍マーカーによる検査は早期発見の能力が低いとされておりますが、逆に早期発見に大変力を持つ種類の腫瘍マーカーもございます。お一人おひとりの人間ドックのオリジナルプランをご提案する際に、詳しくご提案いたします。
肝臓、膵臓、腎臓、胆嚢、脾臓、大動脈、膀胱、前立腺、子宮、卵巣の状態を調べることで、肝臓がん、膵がん、胆のうがん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、卵巣がん、脂肪肝、胆血管腫、胆のうポリープ、胆のう結石症、前立腺肥大、子宮筋腫など、非常にたくさんの病気を検出できます。しかもお腹にゼリーを置いて、機械をすべらせるだけで、放射線も出ないため、被ばくや痛みなどがなく、体にも大変やさしい検査です。全国民が毎年受けるべきと考えています。
頸動脈をエコーで観察し、動脈硬化、頸動脈プラーク、頸動脈狭窄症などを早期に発見します。
乳房にゼリーをおいて、機械をすべらせることで、マンモグラフィのような強い痛みを伴わず、放射線の被ばくもなく、乳がんの早期発見に役立てられる検査です。日本人の女性はマンモグラフィよりもエコー検査のほうが病気を発見できるとも言われますが、どちらも得手不得手がありますため、可能でしたら毎年両方受けられることをおすすめします。当院では女性技師しか乳腺エコー検査を行いません。
胃がんの早期発見にもっとも有効な検査です。その他に、食道がん、十二指腸がん、胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、胃ポリープの診断も可能です。当院では眠った状態で細く高精細なカメラによる検査が可能です。
血液検査や息をはく検査でピロリ菌感染の有無を調べ、除菌治療へつなげます。
肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察して大腸がんやポリープを早期発見します。当院では眠った状態で、大腸に極力やさしい方法で大腸カメラ検査を受けられます。
大きな大腸ポリープ、大腸がん、消化管出血を早期発見できます。小さな大腸ポリープを見つけて治療するには大腸カメラ検査のほうが望ましいです。
脳梗塞、脳出血、脳動脈瘤、脳腫瘍などの脳疾患の早期発見を目指します。特に30-40代で脳動脈瘤を早期発見することで、50代のくも膜下出血を防ぐことが最も重要と考えています。
肺や心臓の異常を調べ、肺がん、肺気腫、肺炎、心拡大、心肥大などを検出できます。
肺がん、肺気腫、肺炎、肺結核、気管支拡張症、気胸、胸部大動脈瘤、肺動静脈瘻、心臓疾患などの病変を検出します。肺のレントゲンだけでは肺がんの検出の力が不十分という報告があり、肺CTによる肺がん検診のほうが望ましいと考えております。
原則、お一人おひとりの背景やこれまでの検査歴を聴取した後、オリジナルプランをご提案いたしますが、ご要望に応じて、定型のシンプルなコースもご用意しております。
会社の健診などで、基本的な検査は終えたが、胃カメラや大腸カメラが入っていなかったので、それだけ追加で受けたい等の、細かなご要望に対応可能です。
胃カメラ検査 単独 | 19,800円 |
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大腸カメラ検査 単独 | 24,800円 |
胃・大腸カメラ検査 単独 | 39,800円 |
基本ドック(※内容は後述) | 20,000円 |
基本ドック+胃カメラ検査 | 39,800円 |
基本ドック+大腸カメラ検査 | 44,800円 |
基本ドック+胃・大腸カメラ検査 | 59,800円 |
※基本ドックの内容:身長・体重・腹囲・視力・聴力・胸部レントゲン・心電図・血液検査・尿検査・腹部エコー・身体診察
※大腸カメラ検査を受ける方:検査の3日前までに一度、事前受診をして頂く必要がございます。事前受診では、安全に大腸カメラ検査を受けて頂けるかの検査を行います。当院では、事前診察の診察料・検査料・薬剤料も人間ドック費用に含まれております。事前診察の際、ドック費用のうち、10,000円を先払いして頂きます。
※保険診療に切り替わる可能性:胃カメラ検査、大腸カメラ検査の検査中に、医師の判断で病理検査(生検)や大腸ポリープ切除を施行した場合、自費診療から保険診療へ切り替わります。検査当日は保険証をお持ちください。
腹部エコー検査 | 5,500円 |
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乳腺エコー検査 | 5,500円 |
腫瘍マーカー検査 | 1項目3,000円(項目についてはぜひご相談を) |
脳ドック(脳MRI/MRA/DWI) | 28,800円 |
肺がんCT検査 | 12,000円 |
肝臓・胆のう・膵臓MRI検査(MRCP) | 28,800円 |
子宮卵巣MRIドック | 28,800円 |
乳がんMRIドック | 28,800円 |
子宮卵巣+乳がんMRIドック | 50,600円 |
前立腺MRIドック | 28,800円 |
全身がんMRI検査(DWI)+脳ドック | 114,400円 |
全身がんMRI検査(DWI)+脳ドック+乳腺MRIドック | 129,800円 |
※オプション検査のみの受診も可能です。
※表示価格は全て税込です。
診療科目
内視鏡内科・胃腸内科・肝臓・胆嚢・膵臓内科・肛門内科・消化器内科・内科診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00-12:00 | ● | ● | ★ | ● | — | ● | ● |
12:00-16:00 | ★ | ★ | ★ | ★ | — | ★ | ★ |
16:00-18:00 | ● | ● | ● | ● | — | — | — |
休診日:金曜日・祝日(年末年始・立川髙島屋S.C.全館休館日)
●…外来・検査
★…検査
外来最終受付…11:30、17:30
当院では、眠ったままつらさを抑えた大腸カメラ検査・胃カメラ検査を軸に、人間ドックへの熱い想いを持った院長が、あなたに最適なオーダーメイドの人間ドックを提供しています。
人間ドックの施設で迷われている方、会社の健康診断や他院の簡易的な人間ドックで足りない項目があり胃カメラや大腸カメラ検査だけ追加で受けたい方など、当院の設備で御対応できるものは、オリジナルでご相談に応じます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
消化器内科医として、数多くの進行がんの患者様をお見送りしてきた身として、予防医療・人間ドックをもっとよく提供できないかということは長年考えて参りました。
””人間ドックでせっかく、病気の黄色信号をキャッチできていたのに、結果説明の用紙には機械的なCやDの文字が表示されているだけで、どれほど危険な信号か通じにくい。””
””本来そんなに頻繁に受ける必要のないオプション検査を何度も受けている。””
””本来絶対に受けたほうがいいオプション検査を受けていない。あるいはそもそも施設の保有設備の関係でオプション検査にも入っていない。””
人間ドックには、まだまだ多くの改善すべき課題があると感じています。
よりよい人間ドックを提供し、予防医療の知識を普及させることで、がんや血管の防げる病気で悲しむ方が少しでも減る未来を目指しています。
キャリア論やマネーリテラシーの世界で、人生100年時代という言葉が流行っております。平均寿命がだんだん延びているから、このペースで行くと…という理屈のようです。恐らくですが、長生きする前提でお客様にお話をしたほうが、投資や年金、転職を考えるとき、理屈を通しやすいのではないかと思います。
人生100年時代という言葉を聞くと、国民全員がわたしも100歳くらいまで生きるのかなと感じると思いますが、我々医療関係者たちは「そんなわけない」と思っています。がんや血管の病気(心筋梗塞・脳卒中)は、80歳前後で多くの方にやってきます。そのため平均寿命が80歳前後にあるのです。そしてそれらの病気を今の30−60代の世代が回避できる新しい施策は特に持ち合わせておりません。
もうひとつ大事なことは、例えば平均寿命が80歳で、100歳まで生きる方がまずまずいらっしゃるということは、逆に60歳で亡くなる方もまずまずいらっしゃるということです。多くの方は、平均寿命が80歳と聞くと、自分も80歳くらいまで生きるのかと感じますが、実際80歳まで生きられる確率は男性で2人に1人、女性で4人に3人と報告されています(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life00/life-2.html)。つまり、男性で2人に1人、女性で4人に1人の方は80歳までに亡くなってしまいます。
人間ドックとは少しお話がずれてしまいますが、最近の労働世代の方々は大変マネーリテラシーが高く、お金の運用や使い方、稼ぎ方に長けた方が多いです。
そんな中、自分の寿命は不確定要素として予測できない件については、あまり深く考えていない方が多いと感じています。
寿命が短いと、生涯年収が減ります。もらえる年金も減ります。将来のためにお金を貯めても使える時間が減ります。お金を貯めても使えないと相続税で大きく持っていかれます。ローンを組んで買った自宅も、たとえ団信でローンが無しになったとしても、長く住んで楽しむことができなくなります。手遅れな大病になると、いくら日本でも、ある程度のまとまった医療費が必要です。お金に限らず、長生きをして日々を自由に楽しめるという、Pricelessな資産を失います。
ですので、健康への投資はマネーリテラシー的に考えても非常に有益だと思います。しかし、多くの方は健康への投資というと、高いサプリを飲んだり、高いジムで運動をしたり、高い寝具を買ったりなどにお金を投じて、人間ドックや病院への通院は疎かにされている方が多いと感じています。
毎年、年に1日だけ、5万円の人間ドックを受けることで、10年寿命延長が期待できるとしたらどうでしょう。30歳から70歳まで40年間続けて、老後20万円/月の年金がもらえるとしたら、40日/40年の時間投資で、3650日の時間を得ます。40年で200万円の人間ドックへの投資で、2400万円の年金を得ます。
受けたほうが、健康的に長生きできる可能性をあげることができ、40-70代の志半ばで大病を患って深い悲しみに陥るリスクを軽減できます。それらを踏まえて御検討頂ければと思います。
恐らくほとんどの方がそう感じています。ぜひ当院へご相談ください。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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