大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)
このような不安や疑問をお持ちの方は、決して少なくありません。
当院の院長は、これまで15,000件以上の内視鏡検査を実施し、豊富な経験と実績を積んで参りました。最新鋭の内視鏡機器と、患者様の負担を最小限に抑える検査方法で、安心して検査を受けて頂けます。また、院内には10室の広々とした下剤専用半個室をご用意しており、プライバシーにも配慮した環境で検査の準備を進めることができます。
この記事では、大腸カメラ検査の必要性から、検査の流れ、費用、当院の特徴まで、詳しく解説いたします。大腸カメラ検査に対する不安や疑問を解消し、安心して検査を受けて頂くための情報が満載です。
この記事を読むと、
大腸カメラ検査は、大腸がんをはじめとする様々な疾患の早期発見に不可欠です。立川で安心して高品質な大腸カメラ検査を受けたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)とは、先端に小さなカメラが付いた長く細い管を肛門から挿入し、大腸の内部を観察する検査です。
大腸がんや大腸ポリープ、特殊な腸炎などを発見することができます。
早期発見・早期治療につながる、非常に重要な検査です。
大腸がんは、日本人のがん死亡数の上位を占める病気です。ですが、大腸カメラによって早期発見・早期治療をすれば、高い確率で治癒することができます。
大腸がん以外のがんですと、いまだに解決策がないがんも多いのですが、大腸がんは大腸カメラさえ受けていればほとんど回避できる、と断言できるがんなのです。
また、大腸ポリープという大腸がんの芽とされる良性の病気を切除(芽を摘む)ことで、そもそも未来で大腸がんになる可能性を除去することも可能です。
CTやMRIでは進行した大腸がんしか見つけられませんし、便潜血検査でも大きなポリープにならないと見つけられません。
結果、早期の大腸がんや、その前の大腸ポリープの段階で発見〜治療するには、大腸カメラが現状、最良の検査なのです。
以上のような症状がある方は、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの治療すべき病気の可能性があるので、大腸カメラを受けたほうがよいです。
大腸ポリープを指摘されたことがある、大腸がんの親戚がいる、肥満、運動不足、タバコお酒が多い・過去に多かった。
以上のような方は、大腸がんのリスクが高い可能性があり、他の方よりもより定期的な大腸カメラ検査の推奨度が強くなります。
以上のような症状やリスクがなくても、40代や50代で突然進行した大腸がんが判明する方がたくさんいらっしゃいます。全国民が40歳前後で一度大腸カメラを受けるべき、と考えております。
アメリカでは、オバマ大統領の時代に予防医療が推進され(オバマケア、ACA : The Patient Protection and Affordable Care Act)、現在多くの保険会社で45歳で大腸カメラ検査を無料で受けられる制度があります。
それだけが理由かはわかりませんが、アメリカではどんどん大腸がん死亡者数が減少し、施策の無い日本ではどんどん増加しています。
上記以外の方でも、少しでも気になる症状がある場合や、大腸カメラ検査を受けるべきか悩んでいる場合など、お気軽にご相談ください。
これらの病気は、早期発見・早期治療によって、治癒率や予後が大きく改善します。
そして早期発見を達成するための最良の検査が大腸カメラ検査です。
ここまで大腸カメラ検査の重要性、必要性について解説しましたが、それでも血液検査やレントゲンの検査のように簡単に受けられる検査であれば、全国民がきちんと受けているはずです。
それがなかなか、多くの方が進行した病気になるまで大腸カメラを受けられない理由、それは大腸カメラ検査が「大変」「痛い」「苦しい」というイメージが強いからかもしれません。
これはあながち間違いではありません。
眠り薬を使うと、検査自体の痛さ苦しさはほとんどなくせますが、それでも検査前に下剤を飲んで大腸を綺麗にする大変さや、検査に丸一日を費やすという心理的ハードルはなくせません。
院長自身、大腸カメラを眠らずに受けた経験がありますが、幸か不幸か、非常に大変な経験をできました。
丸一日予定をあけないといけません。仕事を休むか、休日を潰すかになってしまいます。朝から下剤を飲んで昼頃に検査をして、帰宅できるのは遅いと昼下がりになります。結果、丸一日つぶれてしまいます。非常に怖い症状があって、早く診断・治療してほしいと切羽詰まっていれば、検査を受けようと思えますが、大した症状もないのに、あるいは全く症状もないのに予防的な大腸カメラを、となりますと、この丸一日検査に費やすこと自体、荷が重いです。
約1.5−2㍑の下剤+水を1-2時間で飲み切る必要があります。
下剤の味も、薬が混ざったスポーツドリンクのような、変な味がします。
私は平気な口でしたが、味と量に耐えられない、という方も多いです。
最後はおしりから尿のような綺麗な水が出てくるのですが、このときおしりから失禁しそうな感覚で、不安になります。
院長は、自身が大腸カメラ検査を受けるまで既に数千件、眠り薬を使わないで大腸カメラ検査を患者様に施行していました。患者様のお話を伺うなかで、だいたいこのような感覚〜痛みがあるのだろうなと推察しておりました。
ただ、実際自身で受けてみると、私の感じ方が強かったのかもしれませんが、想定の10倍、痛く、つらかったです。
有名な内視鏡クリニックで検査を受けたのですが、私の検査をしてくださった先生が、カメラを結構ぐいーっと押して挿入するタイプだったのも、影響したと思います。押すときも、引くときも、お腹が痛くてその場でうずくまってしまうほどの痛みがありました。
結論を言いますと、予約や下剤はやはり大変でしたし、検査自体も眠らずに受けた結果、非常に痛くてつらかったです。ただ、この経験は本当に貴重でした。
今後、大腸カメラ検査を提供する際には、絶対につらくないような施策を追求しようと100%の決心ができたからです。
そのための工夫について次の項でご紹介します。
専門医資格や経歴がすべてではありません。同じプロフィールでも、いい先生と悪い先生がいます。ですが、その経歴を辿ることになった背景には、その医師の志や動機が必ず含まれていると思います。同業者でないとその意図を読み取ることはできないと思いませんが、参考にして頂ければと思います。
眠り薬(鎮静剤)を使わなくてもまったくつらくないと仰る方もおりますが、感じ方には個人差があるので、極力ストレスを減らすため、眠り薬を使うことをおすすめしています。
現在はどこの病院でも眠り薬が使えますが、病院によって使用している鎮静剤の種類やその比率は違います。
院長は多くの病院で複数の方法を経験した結果、患者様に最も適切な麻酔法を心得、提供しています。
麻酔の深さもご希望に応じて調節いたします。
下剤注入法と呼ばれています。詳しくは別ページで解説しますが、下剤を飲む代わりに、胃カメラの際に注入してあげる方法です。下剤を飲むのが苦手な方には非常に評判がよいです。
大腸カメラ検査の挿入法(奥まで入れる方法論)については、それだけで私も何千文字の記事が書けます。世の中には二木会を代表とした挿入法の研究会もあり、有名な先生が挿入理論の教科書やYoutubeの動画を出されたりもしています。それだけ奥が深い世界です。
院長は、おそらく日本で一番と言ってよいほど上手な大腸カメラ挿入の先生のクリニックで約2年間、勤務させて頂く機会に恵まれ、最も患者様の大腸にやさしい挿入法がいかなるものか、よく学ばせて頂きました。自身が大腸カメラを受けたときのつらさから、私もその先生のように、大腸への負担の少なさを追求していく所存です。
専門用語では水浸法・完全無送気軸保持短縮法・Water Exchange Colonoscopyをベースにしておりますが、それ以外にもたくさんの細かな手法を組み合わせています。
大腸カメラ検査において挿入法と同じくらい、観察法も大事な世界であると考えております。上手な先生でも、小さいポリープは20%ほどの確率で見逃しているという報告があり、観察法はいまだ完成しきっていない分野です。
通常の観察に加え、高画質な最新機種の使用と、色素内視鏡観察など、観察法で有名な手法も取り入れて、見逃しの低減にもこだわっています。
検査中に見つけた良性の大腸ポリープはその場で安全に切除いたします。
以前は、小さいポリープは切除する必要がないとされる時代もありました。ただ、小さいポリープを放置して、短期間で大腸カメラを何度も受けて頂く負担や、小さいポリープでも結局消えることは稀でいずれ切除しなくてはいけないこと、ポリープは小さいうちに切除したほうが傷が小さくて安全なことなど、だんだんと風潮が変わり、現在は全てのポリープは切除すべきという流れになっています。
院長も、一度の大腸カメラ検査で20個前後のポリープを切除した経験が何度もございます。
10室の下剤専用半個室をご用意しました。自宅で下剤を飲んだあと移動することに不安がある方、下剤注入法で院内でトイレに行かれる方のご希望に応えることを優先し10室をご用意しました。
院内で安心して検査の準備を進めて頂けます。
平日お仕事でお忙しい方のため、毎週土日も診療しております。
おしりから血が出たときに1ヶ月後の大腸カメラを予約しても、もう血が止まっていて出血点がわからなかったり、万が一大腸がんだった場合は診断が遅れてしまいます。
明らかな血便がありご心配な方は、すぐにご相談して頂ければ、当日か翌日には臨時で緊急の大腸カメラ検査が行えるようなご用意もしております。
おしりをみられる羞恥心から、できれば女性医師に検査をしてもらいたいという患者様に、大腸カメラ検査が上手な女性医師の先生に定期的に勤務して頂いております。
ご希望の方は、遠慮なくお申し付けください。
検査予約
公式HPのLINE予約・WEB予約、あるいはお電話で、大腸カメラ検査の日を予約します。
検査3日前までに
検査の3日前までに原則一度受診して頂きます。安全に大腸カメラ検査が行えるかのチェック(レントゲンorエコー、採血等)を行い、大腸を綺麗にするために飲んで頂く薬をお渡します。
※どうしても事前診察を省略したい方へ・・・①普段まったく便秘ではない かつ ②1年以内の血液検査結果(Creクレアチニン含む)を検査当日持参する かつ ③検査当日、院内で下剤を飲む 方に限り、事前診察を省略して頂けます。必ず大腸カメラの事前WEB問診(ホームページ最下段)に回答した後、検査予約日の7日前までにお電話でその旨をお伝えください。
検査前日
朝から大腸に残りにくい食事をとって頂くと、検査当日に飲む下剤の量を減らすことができます。(資料:大腸カメラ前日の食事注意)
ご自分で工夫した食事を用意するのが面倒な方には、各メーカーからおいしい食事セットが販売されています。
前日夜には腸を動かすお薬を内服して頂き、翌日に備えます。
検査当日
(自宅で洗腸剤を飲む方)検査予定時刻の4時間前までに、洗腸剤を飲み始めて頂きます(ご不安な方は5時間前、6時間前でも構いません)。検査予定時刻の30分前までに、ご来院ください。自宅で準備中にご不明なことがあれば、クリニックにお電話でご相談ください。
(院内で下剤を飲む方)検査予定時刻の3時間前までにご来院ください。院内の前室で洗腸剤を飲んだりトイレに行きながら、本を読んだり、映画をみながら、ゆっくりお過ごしください。大腸が完全に綺麗になったところで検査にお呼びします。
※大腸が綺麗になるまでにかかる時間は個人差が大きいです。当日、綺麗になった方から順に検査を進めるため、検査予定時刻は前後1時間ほど誤差が出る可能性があることをご理解ください。
検査
ベッドに横になった状態で、点滴の眠り薬で眠った後、おしりからカメラを挿入します。
大腸の一番奥(小腸と大腸の境目)に到達した後、ゆっくり引き抜きながら、大腸の内部を観察します。
必要に応じて、生検(顕微鏡の検査)や大腸ポリープ切除を行います。
検査後
ベッドに横になったまま、20分ほどリカバリースペースで休憩して頂きます。
しっかりと目が覚めましたら、医師から検査結果の説明を聞いて終了です。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
内容 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
大腸カメラ | 約2,000円 | 約6,000円 |
大腸カメラ+生検(顕微鏡検査) | 約4,000円 | 約11,000円 |
大腸カメラ+ポリープ切除(1個) | 約8,000円 | 約20,000円 |
大腸カメラ+ポリープ切除(2個) | 約9,000円 | 約27,000円 |
大腸カメラ+ポリープ切除(3個) | 約10,000円 | 約35,000円 |
現代の大腸カメラ検査は機器の改良も進み、比較的安全な検査ではありますが、まれに以下のようなリスクが報告されています。
検査中にポリープを切除した場合などに出血することがあります。その場で止血可能です。
検査当日〜翌日はその際の血液がおしりから出ることがありますが、自然に止血します。
ポリープを切除した数日後に後から出血することが稀にあります。大きなポリープをとったときに起きやすいです。
その際は臨時でご連絡頂き、クリニックや、連携先の病院で改めて止血処置を行います。
まれに、検査後に憩室炎や腸炎を起こすことがあります。
検査後に強い腹痛などが生じたときは、適切な検査・治療が必要になるため、やはりクリニックにご相談ください。
大腸に穴が開いてしまうことです。
大きな大腸ポリープや大腸がんを切除するときに生じることがほとんどで、通常のクリニックで行う大腸カメラや小さいポリープの切除の際には考えにくいです。
これらのリスクは、どれも非常にまれですが、万が一、異常を感じた場合は、すぐにクリニックにご相談ください。
大腸カメラ検査は、大腸がんの早期発見・早期治療に不可欠な検査です。
立川で安心して高品質な大腸カメラ検査を受けたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
経験豊富な医師と、やさしいスタッフが、安全かつ快適な検査の工夫をこらしてお待ちしております。
検査時間は、20-30分程度です。まれにポリープを10-20個切除する場合は1時間かかることもありますが、その際は事前にお話させて頂くことが多いです。
検査前日は、消化の良いものを食べてください。詳細な食事制限については、ご予約時にご説明します。
いいえ、鎮静剤の使用は必須ではありません。鎮静剤を使わない方法と、使わずに始めて途中やはりつらければ使う方針に変更する方法など、ご相談可能です。
鎮静剤を使用した場合、当日の自動車や自転車の運転や、精密な作業を伴う仕事は控えて頂く必要がありますが、内容によってお仕事は可能です。
鎮静剤を使用しない場合は、検査後すぐに仕事に戻ることができます。
妊娠中は、原則として大腸カメラ検査は行いません。病状によっては、直腸を少し観察するだけなど、負担が少ない方法を提案することもあります。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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