潰瘍性大腸炎・クローン病
潰瘍性大腸炎・クローン病
「もしかして潰瘍性大腸炎かも…?」
「通いやすくて信頼できる病院はないのかな…」
そんな不安を抱えていませんか?
潰瘍性大腸炎は、適切な治療と生活習慣の改善で症状をコントロールし、できるだけ症状を落ち着かせておきたい病気です。
当院では、専門医がお一人おひとりの症状や背景に寄り添い、最適な治療法をご提案します。
立川駅からのアクセスも良く、通院しやすいシステムや環境を整えていますので、どうぞ安心してご来院ください。
この記事では潰瘍性大腸炎の原因、症状、治療から生活における注意点、治療に際しての要点まで、専門医が解説しています。
この記事を読むことであなたの症状が潰瘍性大腸炎によるものかどうか、今後どのように治療をしていけばよいか、概要をつかむことができるでしょう。
潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸の粘膜に炎症や潰瘍が起こる慢性疾患です。
主な症状は、
などがあります。
これらの症状は、個人差があり、一時的なものから長期間続くものまで、軽い腹痛から強い腹痛まで様々です。
潰瘍性大腸炎の原因はまだ完全には解明されていませんが、
などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。
潰瘍性大腸炎は、炎症が起こる部位によっていくつかの種類に分けられます。
直腸のみに炎症を起こすタイプ
直腸からS状結腸〜下行結腸(お腹の左側)まで炎症が広がるタイプ
大腸全体に炎症が広がるタイプ
それぞれについて、症状の程度や合併症のリスク、治療法が異なってきますので、つねに正確な診断が必要です。
潰瘍性大腸炎の診断には、
などを行います。
特に大腸カメラ検査は、直接大腸を観察し、組織を検査(生検)することで、より確定的な診断が可能になります。
また、潰瘍性大腸炎の炎症の範囲(タイプ)や程度を観察することで、治療がうまくいっているかの判定〜その後の治療法の正しい調整も可能です。
そして後述しますが潰瘍性大腸炎の方に合併する大腸がんの早期診断のためにも欠かせません。
潰瘍性大腸炎の治療は、薬物療法が中心となります。
炎症を抑えるお薬で、潰瘍性大腸炎のメインの治療薬になります。
飲み薬とおしりから入れる坐薬や注腸薬などがあります。
炎症を抑える効果が強いお薬です。
副作用もあるため、短期間の限定的な使用であるべきです。
免疫の働きを抑えるお薬です。
ステロイドよりも副作用は少ないため、5-ASA製剤だけでどうしても治療がうまくいかないときなど、使用されます。
炎症を引き起こす物質の働きを抑える新薬です。たくさんの種類の新薬がありますが、10-20年以上使用されているお薬が少ないため、100%安全と断言できるお薬はなかなかありません。
それで他のお薬でどうしてもうまくいかないときは使用することで、潰瘍性大腸炎を抑えられますので、必要なときは使用すべきです。主にクリニックではなく、病院で使われます。
あまりに重症な潰瘍性大腸炎のときは、手術で大腸を切除してしまいます。
大腸を切除すると潰瘍性大腸炎を起こす場がなくなるので、お薬を飲む必要もなくなり、病気が根本解決されますが、大腸がなくなる分、下痢がちになったり、肛門近くの炎症は残って少しのお薬は必要になったりと、デメリットがゼロなわけではありません。
これらの治療は、症状の程度や炎症の範囲に合わせて、患者様とその重症度によって最適な治療法にかなりバリエーションがあります。信頼できる専門医のいるクリニックで診てもらうべきでしょう。
潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症や傷をつくる炎症性腸疾患の一種であり、その炎症は肛門から連続的に広がっていく特徴があります。
直腸から始まり、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸へと広がるにつれて、病変の範囲が広くなります。
炎症の深さは粘膜に限局し、粘膜下層や筋層には及ばないことが一般的です。
顕微鏡検査では、粘膜固有層における炎症細胞浸潤、陰窩膿瘍、陰窩炎などが観察されます。
これらの手がかりをもとに、正確な診断がなされ、適切な治療に続きます。
潰瘍性大腸炎は、大腸の炎症にとどまらず、全身に様々な合併症を引き起こす可能性がある病気です。
大腸の合併症としては、
などが挙げられます。
また、大腸以外の臓器にも影響を及ぼし、
などの病気を起こすこともあり、潰瘍性大腸炎の治療中に大腸とは別の不思議な症状があった場合は、主治医に念の為報告したほうがよいでしょう。
潰瘍性大腸炎の治療は、近年目覚ましい進歩を遂げています。
従来の薬物療法に加えて、
などの新しい治療薬が登場し、治療の選択肢が広がっています。
また、内視鏡(大腸カメラ)による治療として、
などの治療法も開発され、早期の大腸がんでは、手術を回避できるケースも増えています。
潰瘍性大腸炎は、寛解と再燃を繰り返す難病です。
再燃を防ぎ、寛解期を長く保つためには、
といった生活習慣の改善が大切です。
当院では、
など、総合的なサポートを提供しています。
潰瘍性大腸炎は、治療を確実に続けることが最も重要です。
そのためには、どれだけ通いやすい立地とシステム、スタッフがいるクリニックを選ぶかが最も重要と考え、注力しています。
立川駅から徒歩圏内の当院は、
など、患者様の負担を軽減できるよう努めています。
当院は、大腸カメラ検査をいかにつらくなく、ハードル低く受けて頂けるかにも注力しております。
潰瘍性大腸炎は、長期的な治療が必要となる慢性疾患です。
また、潰瘍性大腸炎の最適な治療選択と、大腸がんの予防のためには、定期的な大腸カメラ検査が欠かせません。
定期的な大腸カメラ検査を、いかにつらくなく、日常生活への負担なく受けて頂けるかは、最も重要な課題として、当院全体で取り組んでいます。
潰瘍性大腸炎は、決して珍しい病気ではありません。
適切な治療と生活管理によって、症状をコントロールし、通常の生活を送ることは十分可能です。
当院では、専門医が最新の知見に基づき、できるだけ通院しやすい環境をご用意してお待ちしています。
どうぞお気軽にご相談ください。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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