アニサキス
アニサキス
実は、その原因はアニサキスという寄生虫かもしれません。
アニサキスは魚に寄生しており、生魚を食べることで人間の体内に入ります。もし、その胃痛がアニサキスによるものでしたら、急ぎ内視鏡(胃カメラ)による専門治療が必要です。
立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニックでは、アニサキスの迅速な診断と治療のための万全の準備と医療機器があり、専門の医師とスタッフがお待ちしています。
この記事を読むと、アニサキスの症状から初期対応、治療法まで詳しく知ることができ、不安を解消できます。早めの対応で安心を取り戻しましょう。
お寿司や生魚を食べた数時間後に、急に強い胃痛や腹痛が現れることがあります。その原因の一つとして考えられるのが、アニサキスという寄生虫です。
アニサキスは、魚に寄生しており、食事を通じて体内に入ることがある、病院ではもっともよく見かける寄生虫です。アニサキスによる症状と初期対応について解説します。
アニサキスのほとんどは、病歴(生魚を食べた数時間後から生じる強い胃痛)から類推できます。症状が強く、アニサキスが疑わしい場合、アニサキスが腸に流れてしまう前に胃カメラで摘出するのが望ましいです。すぐに、アニサキスに対する緊急胃カメラをやってくれる医療機関に相談しましょう。
当院では、アニサキスによる症状を迅速に診断し、適切な治療を行うための設備と経験があります。生魚を食べた後、強い胃痛や腹痛が生じたときは、すぐにご相談ください。
アニサキスとは、海洋哺乳類(イルカなど)の消化管に寄生する寄生虫の一種です。人間に感染するのはアニサキスの幼虫で、生魚を食べることで体内に入ります。主にサバ、アジ、サンマ、カツオ、イカなどの魚に寄生していることが多いですが、どんな魚にも入っている可能性があります。
アニサキスによる感染は、日本の食文化では大変日常的です。
生魚を食べる際には、十分な注意が必要です。
アニサキス症の治療は、内視鏡(胃カメラ)を用いた迅速な対応が鍵となります。胃カメラによってアニサキスを直接確認し、除去することが最も効果的です。
診察と問診
症状や経緯を確認し、アニサキスらしいかを判定します。
超音波検査
アニサキスかどうか判断に悩む際は、お腹の外からゼリーを塗って観察するエコー検査で胃の壁が腫れているかをみると、アニサキスかどうか、ほぼわかります。
内視鏡検査
眠り薬で眠りながら胃カメラを受けて頂き、胃や十二指腸の中を確認し、アニサキスを探します。
除去
胃カメラでアニサキスを捕まえて、体外に摘除します。
アニサキスは放っておいても、多くは自然と死滅して腸に流れて消化されて終わりですが、稀に大変なことになります。
一生アニサキスと共に:アニサキスが胃の壁に深く食い込んだままそこで死んでしまい、その後ずっと胃の壁の中にアニサキスの死骸が埋まった状態になることがあります。
緊急手術:胃ではなく小腸の壁に食い込むと、小腸が腫れて腸閉塞になったり、腸が破れたように見えて緊急手術になることもあります。
立川にある当院では、最新の内視鏡設備を備えており、迅速かつ安全にアニサキスの治療を行うことができます。生魚を食べた数時間後に、強い胃痛や腹痛がある場合は、早めにご相談ください。
どうしても夜中や、胃カメラの都合が合わず胃カメラで取り除けない方は、応急処置として正露丸を飲むとよいです。アニサキスの活動性を下げて、死滅させる効果があると言われています。胃カメラで取り除くほどの即効性はありませんが、簡単ですし、家庭に常備している方も多いですし、いいお話ですよね。
当院がアニサキス治療で選ばれる理由をご紹介します。
経験豊富な専門医が迅速に診断し、アニサキスらしいかそうでないか、判断します。腹部エコー検査を用いればほぼ判断できます。
内視鏡検査をはじめ、最新の医療機器を完備しています。
つらい、痛いイメージのある胃カメラですが、当院では鎮静剤で眠った状態で目が覚めたら胃カメラが終わっていたという状態にできます。
アニサキス緊急外来を設けており、予約外でも対応します。
もともとは平日お仕事でお忙しい方にも定期的な内視鏡検査やエコー検査を受けて頂き、若くしてがんで悲しむ方を少しでも減らすために始めた土日診療ですが、アニサキスのような急ぎの胃カメラを要する方のためにもなっています。
アニサキス症を繰り返す方がいます。生魚を食べる機会が多いからか、アニサキスアレルギーのような体質が関連しているのかはわかりません。
そのような方も含め、アニサキスの感染を予防するためには、日常生活でいくつかの対策を講じることが重要です。
購入する際には、新鮮な魚を選びましょう。
魚を購入したら、できるだけ早く内臓を取り除きます。
アニサキスは60度以上で1分以上の加熱、または-20度以下で24時間以上の冷凍で死滅します。
調理前に魚の身をよく確認し、2cmほどの白い糸=アニサキスの幼虫を見つけたら取り除きます。(実はスーパーで売っている生食用ではない魚にはアニサキスが混ざっていることはよくあります。焼き魚を食べているときに白い糸のようなものを見つけたら、アニサキスかもしれません。)
これらの対策を徹底することで、アニサキスの感染リスクを大幅に減少させることができます。安心して魚料理を楽しむために、日常的に予防を心がけましょう。
アニサキス症の可能性がある方は、いつでも当院にご相談ください。
まずはお電話でご相談頂けます。
LINEを通じての相談も可能です。
症状があり疑わしい場合は、直接ご来院ください。
当院では、スタッフが親切丁寧に対応し、皆様の不安を解消するお手伝いをします。アニサキスに関することなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
アニサキスについて、よくある質問をまとめました。皆様の疑問にお答えし、不安を解消します。
アニサキスは寄生虫の一種で、生魚を介して体内に入ることがあります。
主に生魚を食べた数時間後に現れる激しい胃痛や腹痛、吐き気、嘔吐です。
新鮮な魚を選び、内臓を早めに取り除き、加熱または冷凍することで予防できます。
内視鏡を用いてアニサキスを除去するのが最も直接的です。
アニサキスを除去した後は、症状が改善されますが、アレルギー症状を併せ持つことがあるため、経過観察が必要です。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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