黒い便が出た(下血)
黒い便が出た(下血)
「あれ、今日の便の色がいつもと違う…?」
健康な便は黄色~茶色ですが、黒っぽい便が出ると不安になりますよね。もしかしたら病気のサインかも…と心配されている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、黒い便の原因や考えられる病気、そして病院での検査方法まで、専門医が詳しく解説します。
この記事を読めば、黒い便の原因と対処法がわかり、きっと安心できますよ。
便が黒くなる原因は、主に以下の3つが考えられます。
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
黒い便の原因として、まず考えられるのが食べ物や薬の影響です。
上記に思い当たる食べ物や薬がない場合は、他の原因を考えます。
胃や十二指腸など、消化管の上のほうで出血が起こると、血液が消化液と混ざり合い、黒いタール状の便(タール便)になります。
タール便は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がん、食道がんなどの病気のサインである可能性があります。
出血が少量の場合は自覚症状がないこともありますが、放置していると貧血やショック状態に陥る危険性もあるため、注意が必要です。
腸内環境が悪化すると、普段と違う腸内細菌が増殖し、便が黒っぽくなることがあります。
特に、便秘によって腸内に便が長時間留まると、腸内細菌が作り出す物質によって便が黒く変色することがあります。
黒い便が出たとき、以下の症状を伴う場合は、特に注意が必要です。つまり、消化管の出血かもしれないということです。
これらの症状は、消化管の病気や貧血のサインである可能性があります。
黒い便が出た場合は、自己判断せずに、できるだけ早く消化器内科を受診しましょう。
特に、タール便や上記のような症状を伴う場合は、緊急性が高い可能性があるため、ためらわずに病院へ行きましょう。
消化器内科では、黒い便の原因を特定するために、以下の検査を検討します。
貧血の有無や炎症反応などを調べます。
便の中に血液が混じっていないか調べます。
鼻や口から細い内視鏡(カメラ)を入れて、食道、胃、十二指腸を観察し、出血の原因となる病変がないか調べます。
当院ではつらくない胃カメラ検査にこだわってご提供しています。
大腸を観察し、出血の原因となる病変がないか調べます。
真っ黒な便の場合、胃十二指腸の病気のことが多いのですが、大腸からの出血でも長時間大腸にとどまってから出てくると黒い便に見えることがあります。
まれですが、胆管・膵臓の病気からの出血が十二指腸に流れ、黒い便として現れることがあります。
検査の結果、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気が見つかった場合は、適切な治療へご誘導します。
いずれの病気も早期発見・早期治療が大事になりますので、やはり黒い便が出たらすぐに当院へご相談ください。
はい、黒い便が出た場合は、自己判断せず、できるだけ早く消化器内科を受診しましょう。特に、真っ黒なタール便や腹痛、吐き気などの症状を伴う場合は、緊急性が高い可能性があるため、ためらわずに病院へ行きましょう。
いいえ、必ずしも病気のサインではありません。色の濃い食べ物を食べた後や、鉄剤を服用している場合も、黒い便が出ることがあります。しかし、思い当たる原因がない場合は、病気の可能性があるので、病院を受診しましょう。
はい、黒い便が出るだけでも上部消化管からの出血の可能性があるため、医師の診察を受けることが重要です。特に、タール便の場合は、緊急性が高い可能性があります。
黒い便は、病気のサインである可能性があります。特に、タール便や他の症状を伴う場合は、緊急性が高い可能性があるため、放置せずに病院へ行きましょう。
黒い便で発見される病気はいずれも早期発見・早期治療が大切です。
立川には、黒い便の原因を詳しく調べてくれる消化器内科がたくさんあります。
中でも立川髙島屋S.C.の当院では、経験豊富な専門医が、高機能な医療機器を用いて、患者様一人ひとりに合った丁寧な診療を行っています。
中でも胃カメラと大腸カメラの苦痛を最大限減らすことにスタッフ一同注力しており、
黒い便でお悩みの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。あなたの不安を解消し、安心して検査を受けて頂けるよう、丁寧に対応いたします。
院長 谷口 孝伸
日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
弘前大学を卒業。立川の地で12年間、消化器内科医として研鑽を積み、甲府共立病院・がん研有明病院にて大腸カメラ、超音波内視鏡等の専門的な検査技術を習得。2024年8月、立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック開設。
詳しい経歴や実績については、こちらをご覧ください。
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